| テーマ | 内容(指導目標) | 方法 |
第一単元 | 自己の問題性の認識について |
- 自己の問題が何であったのか(金銭・対人関係・家族・性格)を考えさせ、認識させる。
- 自己の問題性を改善していく方法を考えさせる。
- 問題性の改善目標を具体化させる。
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- 入所時に記載した更生計画書を読み直し、改善すべき問題について考えさせる。
- 失敗の要因がどんな問題であったかを再認識させる(目を閉じて考える)。
- 問題性の改善するための目標を改めて理解させる。
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第二単元 | 金銭の収支の組立てと健全な生活の収支について |
- 遊興費の功罪について考えさせる。
- 借金の金利計算を指導し、理解させる。
- 健全な金銭の収支の組み立てを理解させる。
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- 遊興費で失敗した事例(VTR30分)視聴。
- 借入金利の計算をする。
- 家計簿を利用して収支の組み立てを考えさせる。
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第三単元 | 危機場面の回避の仕方及び立場の違いを考える |
- 相手の立場を理解し、思いやりの心を養う。
- トラブルの回避の仕方について考えさせる。
- 健全な対人関係の在り方について理解させる。
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- 十人十色であり、相手によって考え方に違いがあること、思いやりが大切であることを考えさせる。(講義)
- トラブル場面を想定したロールプレイングを行い討議する。
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第四単元 | 家族と他人について |
- VTRを視聴し、夫婦・親子関係等の感動・感銘場面を体験させる。
- 自分の立場に置き換えてどうあるべきか考えさせる。
- 健全な夫婦・親子関係について理解させる。
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- VTR『あなたの笑顔を覚えていたい』(交通事故で脳障害になった母親が我が子の笑顔が記憶の中から薄れていくのを懸命にとどめようとしながら生きる姿を描いたドキュメンタリー)視聴。
- 感動・感銘場面の感想を述べさせ、自分の立場に置き換えて考えさせる。
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第五単元 | 立場による考え方の違いについて |
- 相手の立場を理解できるようにする。
- 集団の中で積極的に意見が言えるようにする。
- 健全なものの見方・考え方ができるようにする。
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- ロールプレイング〜役割演技を行うことで、相手の立場を理解させる。
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第六単元 | 再犯をしない決意と生活設計について |
- VTRを視聴させ、被害者・被害者遺族の苦悩している現状、感情について認識させる。
- 再犯をしない決意を固める。
- 将来の生活設計を立てる。
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- VTR『犯罪被害者はなぜ救われないのか』(ドキュメンタリー)を視聴。
- 視聴後、再犯をしない決意を述べさせる。
- 今まで受講したことを振り返り、自立・更生するために、今、何をどのようにしたらよいかを発表させる。
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